2020/12/18 16:03
まめにブラッシングが一番の解決
換毛期は、春と秋。
衣替えの時期です。
犬や猫も季節に応じて、毛が抜け落ちる時期が、「換毛期」です。
犬や猫は「被毛(ひもう)」に覆われています。
オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の2種類です。
人は一つの毛穴からは基本的に1本生えています。
犬の場合は一つの毛穴から平均して7~15本の毛が生えています。
・オーバーコート(上毛):皮膚を保護し、太い毛で長い。
・アンダーコート(下毛):体温調整をし、密集し短毛。
換毛期があるのは、オーバーコートとアンダー
コートを併せ持つダブルコート(2重構造)の犬種です。
ダブルコートの犬は、寒くなる秋ごろにアンダー
コート(下毛)が生えてきて厚着状態になります。
春から夏にかけて下毛(アンダーコート)が抜けて薄毛となります。
「短毛種」と「長毛種」と分けられています。
猫の被毛
1つの毛穴から平均10~12本生えています。
毛の密度はお腹は濃く、背中はお腹の半分くらいです。
「短毛種」と「長毛種」という分け方をします。
・猫は舌で被毛を毛つくろいする・・
グルーミングといいます。
・死毛や毛に着いたものを飲み込んでしまう。
・・毛玉として吐きだすまたは、排便します。
しかし、うまくできなければ、腸の中で毛玉は溜り危険です。
また、同じ個所を何度もグルーミングする行為
があるときは、皮膚などに異常が生じているのかもしれません。
日ごろから猫のグルーミングには注意が必要です。
特に換毛期の死毛の量が多いときは、丹念にブラッシングをするようにしましょう。
被毛の役割
・体温調節
・夏は耐暑、冬は耐寒
・外部からの刺激から体を守る
・紫外線や雨、病原体からの保護
やはりブラッシングでのお手入れが一番です!
やわらかくて密集した抜け毛は、放置しておくと絡み合い毛玉になります。
死毛をそままにしておくと、通気性が悪くなり新陳代謝に影響を与えます。
抜ける前に古い毛をブラッシングで取ることで、お掃除の手間が減ります。
愛犬や愛猫の病気予防にもなりす。
シャンプーについて
抜け毛は死んだ毛なので、水分をふくむと塊になります。
そのため、しっかりブラッシングしてからの
シャンプーをしたほうがあとのブラッシングが楽です。
シャンプー後のリンスは、静電気防止のためすると良いです。
- よく犬猫のブラッシング後の抜け毛を溜めて、
- 手芸品をつくるかたがいますが、それはやめたほうがよいようです。
毛の中にいたノミ・ダニが増えていき、かなりの数に増えていくようです。
まとめ
- ●犬猫困りごとのNo1は抜け毛の掃除。
- ●換毛期は衣替えの時期
- ●抜け毛は、放置しておくと絡み合い毛玉になる。
●そのままにしとくと密になり、通気性が悪くなり代謝が 悪くなる。 - ●ブラッシングをマメにすると掃除が楽。
- ●犬猫の病気予防。
- ●シャンプー前にしっかりブラッシング
- 死毛は水分を含むと塊りになる。
- ●シャンプー後リンスは静電気を防ぐ。
- ●ブラッシングのエチケット
・住宅密集地は窓は閉めて行う。
・取り除いた死毛は、袋に入れ口を結びゴミ箱へ。
・使用したブラシは洗う。
・掃除機やコロコロは始末しておく。
- ●抜けた毛を集めていると、ノミ・ダニの巣になるので注意。