2020/12/13 10:22

 

外出控えめオシャレも控えめ

コロナがさらに物作りに影響しています。

人が行動をしないということは、これ程

までに経済を抑え込んでしまうということを、つくづくと感じているところです。

 

友人の帽子デザイナー(76)は、今も売上

を見込めなくとも、百貨店に出店していますが、どこも赤字だと言っています。

 

そのため、新しい素材や新作をつくる気持ちもなえてきます。

経費もかかりますから、冒険もいたしません。

 

人が来てくれないことには、売上も上がりません。

多くの物作りの人は、年齢的にも高齢の人が多いです。

 

当然ネット関連は苦手、今まで通りでは先細りは

わかっていても、新しいやり方をしようとしません。

 

時折でんわで話している私でさえ、他人事ながらじれったさを感じています。

 

年を重ねるということは、切り替えるパワーと

未知の世界へ踏み入れることに非常に不安、

ためらいを感じている人が多いなとつくづく考えさせられます。

 

本当の若さとは何かということも、コロナがあって思いめぐらされます。

 

体は元気、見た目も非常に若々しい。

老人ぽさなんて、皆全くないです。

頭の回転も、喋りも快適です。

 

 

時代の変化と急激な変化

しかし、これまでの考え方の方向性を一部でも

変更することを、頑なにしたがらない方が多いです。

 

これが本当に年をとるということなのかと、思わされているところです。

 

ものすごい才能のある74歳のニットデザイナー。

ニットでここまで出来るのかというくらい、すばらしい仕事をしている方。

 

コロナ感染が怖いからしばらくは出店を控えると言っていました。

これが一年半後くらい迄続くだろうから、廃業も考えているとのことです。

跡継ぎもいらっしゃるのに。

 

「廃業」などという言葉がでたらもうそちらの方向に必ず進みます。

人の心理とはそういうものだと思います。

弱気になったら、弱気な結論にたどりつくと思います。

 

これって、年齢が行動を押さえ込んでいるのでしょうね。

あと何年で動けなくなると、逆算しているはずです。

 

若い方にはわかり得ないことでしょう。

私の経験でも、30歳の時、自分が50歳に

なるなんて考えられなかったくらいです。

 

しかし、皆バリバリに働けるのです。

ご自分をもっと今までとは違うやり方をさぐり

ながら、オリジナルの世界を続けてほしいと、願いたいです。

 




 

まとめ

技術センスの素晴らしい物作り作家の今を、お知らせさせていただきました。

 

ネットの利用をしていないため、良いものが埋もれている現状でした。

 

また、今後の新作も躊躇して休止している作家さん。

 

今後のブログは、私が関わるまたは出会った

素晴らしい物作り作家の、ご紹介もしていく予定です。

 

出店案内やご相談があれば問合せ先など、

ネットをやらないために発信できない方の代わりに、ご案内していく予定です。

 

ホームページは持っていても、皆様にご覧い

ただけていない方なども、このブログからお知らせする予定です。

 

「手仕事の現場の今」をお楽しみにしていて下さい。