2020/11/26 14:32
手作りの食事はどうなの?
ペットフードは完全栄養食とされています。
今日はペットフードのメリット・デメリットと
手作り食との併用についてもお話したいと思います。
- ●ドライフード
★メリット:・一定レベルの栄養のバランスが整っている。
★デメリット:・水分量が少なめ。
・高温処理のため栄養素が破壊される率が高い。
・食材に含まれる、解明されていない栄養素が取りにくい。
- ●缶フード
★メリット:・一定レベルの栄養のバランスが整っている。
★デメリット:・高温処理のため栄養素が破壊される率が高い。
・食材に含まれる、解明されていない栄養素が取りにくい。
- ●加熱手作り食
★メリット:・新鮮で安全な材料を選べる。
・消化しにくいものも加熱することで消化しやすくなる。
・個体ごとに調節出来る。
★デメリット:・加熱で栄養素がある程度壊される。
・犬猫の栄養知識が必要。
・手間や時間が必要。
- ●非加熱冷凍フード、フリーズドライフード
★メリット:・食材のバランスと栄養効果を活かせる。
・栄養管理や調理の手間なしで生食を与えられる。
★デメリット:・解凍の手間、解凍後の衛生管理が必要。
- ●非加熱手作り食
★メリット:・新鮮安全な食材を選べる。
・熱に弱い栄養素やプロバイオティクスが効率的にとれる。
・個体ごとに調整可能。
★デメリット:・材料調達に手間。
・個体によっては生の食材は消化できない。
・犬猫の栄養知識が必。
栄養素とは6大栄養素のこと
生きるためには、「水」「タンパク質」「脂質」
「炭水化物」「ビタミン」「ミネラル」の6大栄養素が必要です。
栄養素の何をどれだけ、どのようなバランスで取るかが、健康を左右します。
人も犬猫も同じです。
栄養学のお話になると複雑になるため、今回はご自宅
でも作れる、ペットの手作り食のいくつかのメニューを、ご紹介いたします。
●手作り食について
・手作り食だけで、バランスを取るのは難しくある
程度の長いスパンが必要となります。
・いつものドッグフードが飽きてしまった。
・全く食べてくれなくなった。
・以上の時、手作り食だったら食べてくれる事もあります。
手作り食を始める時のポイント
いつものドッグフードのトッピングとして、始めるのも
簡単でよいでしょう。
♥ポイント1
手作り食は旬の食材を利用すると、栄養価の高い栄養素を取り入れられます。
♥ポイント2
ペットフード以上に、個体差を考慮してアレンジする必要があります。
♥ポイント3
手作り食は保存期間や持ち運びに不便さがあります。
犬レシピ
- ●犬レシピA
1野菜、海藻類をできるだけ細かくカットする。
2鶏むね肉を食べやすい大きさにカット。
3鍋に湯を沸かし、野菜と海藻類と鶏レバーとサケを入れ茹でる。
4 3、白米、オイル、カルシュームサプリメントを混ぜる。
- ●犬レシピB
食欲がない時、油で炒めた肉は匂いで犬の期待感がアップする。
1野菜や海藻類はできるだけ細かくカット。
2鍋に湯を沸かし、上のものを入れる。
3オリーブオイルで熱したフライパンに、鶏むね肉、レバーサケを炒める。
4上記の物に、白米、オイル、カルシュームサプリメントを混ぜる。
●レバーの処理の仕方
処理しやすい大きさにして、血管、脂肪を取り除きザルに入れて、何度も水洗いをする。
出来る限り血管を取り除く。
湯を沸かし、酒と酢をたっぷり入れて煮る。
火が通ったら水洗いし5gくらいにカットして、冷凍保存すると便利。
(酒と酢は臭みを取るだけでなく、栄養素が流れにくくする)
まとめ
- ●ドライフード
メリット:一定レベルのバランスがとれる。
デメリット:水分量少ない。
- ●缶フード
メリット:一定レベルのバランスがとれる。
デメリット:高温処理のため栄養素の破壊率が高い。
- ●加熱手作り食
メリット:新鮮、安全な食材を選べる。
●個体別に調整が可能。
デメリット:加熱処理のため栄養素の破壊率が高い。
- ●非加熱処理・フリーズドライ
メリット:食材のバランスと栄養管理や調整の手間がいらず。
デメリット:解凍の手間とその後の衛生管理。
- ●非加熱手作り食
メリット:安心安全な食材を選べ、個体別に調整が可能。
デメリット:個体により生食は消化出来ない。
- ●6大栄養素
水・タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル
- ●6大栄養素をバランスよく取ることが大事。
- ●手作り食は、1~2週間の長いスパンでバランス食を取るつもりで行う。
- ●手作り食は、ペットフード以上に個体差を考慮する必要。
今回は犬を中心に構成しましたが、明日もまたペットの食事について続けます。
お楽しみにして頂けると、嬉しく思います。