2020/11/21 20:00

 

犬猫の問題行動 その2

3 甘噛み

・犬猫はじゃれついて噛みつきます「甘噛み」の行為。

・初めは遊びのつもりでも、徐々に噛む力がエスカレート。

・手に負えなくなることもよくある。

・子犬時代、にじゃれ合いながら噛む力加減を

学ぶが、知らずに成長した犬は、重大なダメージを与えてしまう。

 

★どう対処したらいいのか

・「子供時代、甘噛みを許していたら、手に

負えないことになっていた。」と言う話もある。

・遊びの一環として甘噛みして来る場合、制止の

言葉かけ・動きを止めて無視・部屋から出るのもよい。

・犬によっては余計興奮させるから、専門家に相談する必要がある。

 

4 排泄の失敗

本来犬は決まったところで排泄する習慣はないの

で、自分の寝場所以外はどこでもトイレということになります。

失敗したとしても、決して叱らず根気よく教える事が必要です。

 

★どう対処したらいいのか

・排泄しやすいタイミングは、寝起き・食後・遊びの最中か直後。

・ウロウロするサインもある。

・そのタイミングでトイレに連れて行き、排泄で

きたら褒め、おやつもあげると効果的です。

 

失敗しないよう注意するのは、飼い主の責任でもあります。

排泄前に自由にするのではなく、排泄後に自由に

させると、失敗も少なくなります。

 

失敗して叱るというのは、犬にとっては「排泄した

事自体を叱られる」と、勘違いの学習をしてしまいます。

なので、叱らない事が大事です。

 

 

猫の行動問題

  • 1 恐怖 不安 ストレス

・猫が恐怖を感じると、まずはじっと固まり、すきを見て逃げる。

・逃げられない時は、相手を攻撃する。

・不安な時は、うろうろ歩き回る

・爪を研ぐ

・尾をパタパタさせる。

・ニャーニャーとしつこく鳴く。

 

早めに気が付き対処しないと、攻撃行動やマーキング行動をする。

長期化すると、ストレス性膀胱炎、胃腸炎、脱毛症になったりする。

 

★どう対処したらいいのか

・猫が怖がっている時はそっとしておく。

・飼い主さん以外の方が、なだめたり、声を欠けたりはしないこと。

 

  • 2 人への攻撃

猫が攻撃する時かまれたり、引っかかれたり

しますが、その傷口から「猫ひっかき病」

「パスツレラ症」という病気に感染する事もあります。

 

★どう対処したらいいのか

・無理に猫に近づかない

・じっと見つめない

・必要以上に構わない。

・猫が避難している時は無理に出さない。

・猫が攻撃しても叱らない。

・猫が食事など要求して攻撃してくる時は、

 寝ている時や別の場所で用意する。

・食事は猫のいる場所ではなく、離れた位置に

 置いて立ち去る。(気づいたら食事があり、人への要求は少なくなる。)

・遊び相手も猫には刺激になるりストレス解消できる。

・飼い主の手足で遊ばせない。

・十分に遊ぶ。

 猫の本能の欲求をみたす。

 一回5分で、何回も遊んで上げたほうが、猫の満足度があがる。

・攻撃された時、声を出さない。余計興奮する。

・決して叱らない。

 

 

  • 3 排泄

・トイレ以外での排泄。

・マーキング行動による排泄。

これらはしつけではなく別の原因がある。

 

・困った排泄には、素材が気に入ると何度も繰り返す。

・トイレ自体が気に入らない。

 (トイレが汚い・異臭がする・猫砂が肢の裏にあたって痛い)

・トイレの場所が気に入らない。

(排泄の失敗を叱られた猫は、飼い主の目の届かない場所でする事もある)

・しずかで安心して出来る所が好き

 

★どう対処したらいいの

・トイレ以外の場所で排泄をした場所をしっかり掃除。

・決して叱らない。叱ると不安が増し、トイレを安心して使わなくなる。

・トイレ自体を好まない時、大きさや形を変え、

 砂の組み合わせを工夫したものを、いくつか用意する。

・場所を好まないようなら、数個のトイレをあちこち置く。

 

  • 4 マーキング行動

・マーキング行動は猫にとっては当然の行為。

・通常は、顔や体の擦りつけ、爪とぎで満足する。

・それだけでは不何足の場合尿や糞便の匂いを使う。

・激しいマーキングをしたがる原因は、

 *未去勢、未避妊の猫に多い。

 *引っ越しなどで、これまでのマーキングがなくなった場合。

 *新しい猫を飼った時、縄張りを侵される不安。

 *新しい物が家に持ち込まれた時。

*知らない匂いをつけてきた時。

*今までの匂いがなくなるこ事で、新たな侵入者と勘違いし不安を感じる。

 

★どう対処したらいいの

・室内の汚れた場所は完全に匂いを消し掃除をする事。

・猫のことは、そっとしておき普段どおりの家の作業を続ける事。

 

 

まとめ

●犬と猫のストレスの対処

1 どんな事でストレスを感じるのか?

2 ストレスを感じた時、どんな感情でどんな行動するのか?

3 ストレスを少なくするにはどうしてあげられるのか?

以上のことを日頃から考える事が大事。

猫は特にストレスから病気の発生が多い。

 

  • ●犬猫にとって大事なこと

・安心安全な場所

・猫に重要な物資

 トイレ・フード・水・爪とぎ・玩具・就寝場所

 を複数場所を離して用意。

・遊びや捕食運動をさせる。

・愛情を持った一貫性のある、人との信頼関係を

 作る。

・猫の嗅覚を尊重した環境作り。