2020/11/19 11:44
バツを与えるのはどうなの?
前回のブログでも述べたように、ワンちゃ
んは行動する前に「きっかけ」があり、「行動」し「結果」がでる。
飼い主としてはその「きっかけ」が、わからなこ
とも多いかと思いますが、犬猫としては、ごく当たり前の当然の事のようです。
その「結果」は犬猫にとって都合のいい事か、
悪い事かでその後の行動の頻度が変わってくるそうです。
家族であるペットが、飼い主次第で望ましい
行動が増えたり、困った行動を減らしたりという結果が出るという事です。
犬にとって嫌なことをして、罰を与えることは非常に注意が必要な事のようです。
罰をあたえる時の条件
犬の場合
- ●罰したい直後に与える。
- ●弱すぎない、強すぎない罰を与える。
・強すぎる罰を与えた場合、恐怖心や警戒心になってしまう事がある。
- ●迷うことなく、罰したい行動をした時、一貫して例外なく与える。
・犬に混乱を起こさせないために、また、飼い主がいない時でも行動させないために。
- ●罰したい行動の時のみ罰を与える。
・罰を与えた時に、正しい事を教える。
・罰を与えて行動をやめさせた後、飼い主が望む行動を教える。
しかし、このように理想的にトレーニングする
ことは大変難しく、日常的に罰を与えていると、
無気力な犬になってしまうことにもなり、または、逆に攻撃的な犬にもなりえるとの事。
人間に例えてもわかりやすいですね。
幼い時から叱られてばかりいる子供は、反抗的に
なるか無口になり、何を考えているかわからなくなりますから。
猫の場合
- ●単独行動の猫もしつけトレーニングは可能です。
- ●猫は協調性に欠けるため、意識は希薄で飽きやすく長続きはしないです。
- ●短時間で根気強くする必要があります。
- ●体を触れられること・ブラッシング・爪切り
- などのお手入れが楽になるには、おやつを利用すると教えやすいです。
- ●キャリーケースに入れることも教えておくと、便利で猫のストレスもかかりません。
- ●完全室内飼いの猫は、おやつがコミュニケーションになります。
・テーブルから「降りて」のしつけも、危険
や盗み食いを防げ、おやつを貰える楽しいひと時にもなります。
- ●猫への罰は、しない事が望ましいです。
・猫は犬に比べ、警戒心や防衛本能が高い
ので、一度でも人が罰を与えると、その人との絆が失われてしまいます。
また、信頼を回復するには時間がかかります
まとめ
- ●犬には悪い事をした直後に罰する。
- ●常に一貫した出来事で罰する。
- ●わかりやすく、強すぎず弱すぎず罰する。
- ●悪い事をした時だけに罰をあたえる。
- ●悪い事をやめさせた後、正しい行動を教える。
- ●罰は与えすぎないよう注意、無気力か反抗的なる。
- ●猫の場合は、単独行動だがしつけは可能。
- ●協調性に欠け、意識は希薄で飽きやすい。
- ●短時間で根気よく躾ける。
- ●おやつを利用して、ブラッシングや爪切り
- テーブルからおろしたい時、キャリーケースに入れたい時など飼い主は楽になる。
- ●防衛本能、警戒心が強い猫は、罰は与えないほうが良い。