2020/11/18 12:49
どちらも軽い琥珀と水牛の角アクセサリー
最近の琥珀は多彩で鮮やか。
琥珀はウイスキーに似た色味で、高額になればな
るほど、琥珀の中に植物や虫が閉じ込められています。
琥珀の色は地味なため、若い人にはあまり興味は
持たれないかと思いますが、現在はかなり華やかになりました。
技術の進歩で赤や緑はっきりした黄色など、ファ
ッション製の高いものも多くなりました。
琥珀特徴
琥珀の生い立ちは、植物樹脂が硬化したもの。
これらは、天然物と評価されています。
もう一つは、現存する植物の樹脂が化石化する
こともあり、半化石のコパル、加熱圧縮成形した
再生コルク(アンブロイド)は、イミテーションとしても取り扱われています。
私の経験では、琥珀を好む方の多くは年配者が
多く、その価値が高額であるという理解と、非常
に軽いという事からだと思われます。
水牛との比較
2~3年前より非常に水牛のアクセサリーが人気が出てきました。
色味は琥珀に似た様に見え、軽くしかも安価で
あることから、年代関係なく人気がでました。
私自身水牛は好きで、かなり力を注ぎオリジナル
のものを制作しました。
デザインが自由に出来、大ぶりにしても軽い。
大ぶりでもかなりお手頃価格のため、ダイナミッ
クなデザインを楽しめるという利点があります。
この点が琥珀とは真反対と言えるでしょう。
当アトリエでも40~50代の方に、ダイナミッ
クなものが好まれ、20代の方達には、ピアスやイヤリングが好まれています。
そんな評判の良い水牛ですが、日本に規制がかか
り、仕入れができなくなりました。
ヨーロッパ経由、アメリカ経由での仕入れは出来
ますが、利点であった安価にはできなくなります。
現状として
こういう事は、他の素材にもあり、マベパール、オスメニア、黒珊瑚などがあります。
どれも好きで扱ってきたものばかりです。
日本経済の悪化と比例しているのでは無いかしらと思います。
何にもかも、やりにくい方向へ向かっています。
さらに、コロナの影響もありますから、どうにも八方塞がりと言えるでしょう。
2種類のワクチンの実用化が待たれます。
まとめ
・天然琥珀は古代の植物樹脂が硬化したもの。
・イミテーションとされる物は、現存する植物の
樹脂が化石化した物とされている物。
・例として、半化石のコパル、加熱圧縮成形した再生琥珀。
・琥珀は高額だが、非常に軽い。
・水牛は安価で軽い。
・水牛は上記の理由で、ダイナミックなデザインも楽しめ、安価。
・水牛は、日本に規制がかかり輸入は出来なくなった。
追記
ブログについて
週の前半はジュエリー系の情報を、後半はペット関係の情報をお届けしております。
明日は、ペットの情報をお届け予定です。