2020/11/17 11:48
昔、サンゴは夏使用と言われていたが・・・
かなり以前は多くの方は、サンゴやシルバー制品
は夏にする物と、思われていましたが、今ではその
ように思っている方はほとんどいらっしゃいません。
サンゴについて
百貨店で販売している時でも、サンゴは人気があります。
サンゴ専門店と比べて格段に低価格にしていることもあるかもしれません。
が、やはり赤いものは自分を奮い立たせてくれます。
色彩学でも同じ事を習いました。
生き物に闘争本能を掻き立てる働きがあるようです。
昨日まで述べていたパワーストーンではないですが、人の心理に働きかけてくれます。
元気がない時やる気がでない時、着けてみて下さい。
出来れば大きめのものがいいと思います。
サンゴの色
サンゴも色の違うものがあります。
サンゴは赤いものばかりではなく、ピンク、白、黒とあります。
サンゴは色によって評価が違い、オックスブラッ
ドと言われる通常「血赤」と呼ばれる、全体に濃い赤のサンゴです。
赤ではあるのですが、黒っぽい赤なので、地味になりがち。
好き嫌いがあるかと思います。
ピンクは、ヨーロッパでは「エンジェルスキン」と呼ばれ好まれています。
日本では中間的な色合いのピンクには、「ぼけ」
といい、淡いピンク色は「本ぼけ」と呼ばれます。
サンゴには「むし孔」と言われるものがありますが、
これはサンゴ特有の自然の物で気にすることはないです。
真珠に「えくぼ」と言われるくぼみと同じで、成長過程でできます。
しかし、現代に置いてはこの「むし孔」を、樹脂
の物質で充填する「エンハンスメント」という加工処理をしたものもあります。
黒珊瑚はもう日本には規制がかかり入っては来なくなりました。
サンゴに限らず多種に渡り、日本で仕入れるのが
困難になったものがあります。本当に残念です。
現地に行くか、ヨーロッパ経由、アメリカ経由で仕入れるしか無いですね。
が、しかし、コロナです。
何かと不便な時代になりました。
夏物ではなくなったサンゴ
いつからなのでしょう。
なぜサンゴは夏なのでしょうね?
以前表参道のギャラリーに毎月出展していた時、海外の方も同じ考え方でした。
水晶など透明感のあるものは、見た目に寒々しい
と感じる冬には、個人的になさらない方が多いと思いますが、
どの分野でも、今は個人の主張を通して選択の
自由があるように思えます。
色味やデザインで大いにファッションとして楽しまれるといいと思います。
サンゴのお手入れについて
サンゴや真珠のような海のものは、人の肌とよく似ています。
酸や脂は表面のタンパク質、カルシュームを溶かします。
・よく乾拭きはされたほうが、色味を保ちます。
・虫食いの防止にもなります。
・純正のオリーブオイルでほんの少量をティッシュに付け、軽く拭いてください。
汚れも落ち、色も鮮やかになります。
どんなにバカ高いサンゴも安いサンゴも、同じ
性質ですから、このお手入れは長持ちさせる秘訣です。
まとめ
・サンゴに季節はなく自由に使用してください。
・サンゴには、赤、ピンク、白、黒とあります。
・サンゴには「むし孔」があるのは自然現象です。
・サンゴは、真珠と同じです。
使用したら乾拭き、時にエクストラバージン
オリーブオイルで表面を拭くと艶がでて、汚れが落とされ、長持ちになります。