2020/10/25 10:05

手が汚いから出来ない?


 

百貨店に出店中、よくお客様がおっしゃるには、

 

・皮膚の色も汚い

・シミも多くなった

・関節のシワシワがみっともない

・関節がゴツゴツしてきた

・関節に異常をきたし、何年もリングは出来ないでいる

・手の形がみっともない

・指が短く太い

・異常に小さい手

・血管が浮き出て目立ちたくない

・シルバーが似合わないから。

・ゴールドが似合わないから。

 

お話を聞いているだけで、これでもかと不満が出てきます。

 

年齢を重ねるごとに、手にシミやシワが出来てきます。

自然の成り行きですし、手は一番忙しく一生懸命働いてくれる部分でもあります。

 

水仕事が一番老けさせるとも言われますが、手モデルではありませんから、毎日気にしているわけには行きません。

クリームが付いた手で食事の用意は出来ないし、

いつも清潔にした手でお食事は作らないといけません。

今は得にウィズコロナの時代です。

 

皆さんの不満だらけの手にどうしたら美しい手に見せられるかアドバイスさせていただきます。

 

デザインが全て

実はデザインでどうにでも解決がつきます。というのが私の考えです。

しかし、60歳の手を20代の手にすることは不可能です。

 

老いるという事を否定しては楽しくありません。

老いるのではなく、重ねるという考え方のほうが、ずっと人生を楽しめるはずではないですか?

 

やはり指輪は手が細く、指が長いほうが見栄えはします。

洋服も手足が長い方が見栄えはします。

しかし、どちらもカモフラージュをしながら、錯覚を作れます。

 

 

 


上の画像がその例です。

 

少しでも指の付け根が下の方に見えるようにとの思いで、

カーブを手のひら側に作っています。

 

なので、デザインが重要と、デザイナーの私は考えます。

理想の手はやはり手が大きくて、手指が長いことですから、

そう見えるようなデザインのものをつけることです。

そして、使いやすさがリングは何より大事です。

 

使いやすいリング?

先にも申したように、手は一番良く働くところです。

動作のたびに不備があっては長時間使えません。

バッグを持ったり、重い荷物をしっかり持つときも有るでしょう。

 

そんな時痛みがあっては持てませんし、リングが耐えきれず変形してもいけません。

 そういうことから、この狭い小さなスペースでも、たくさんの制限があります。

 

・リングのウデ(指の腹の部分)の地金の厚みがしっかりあること。高額商品は皆ここにたっぷり地金を使います。目立たない見えない部分にもしっかり注意を払っています。

 

・隣の指に当たる部分の地金の厚みが、3ミリ以下であること。

 

・重さは20gを超えないこと。

 

・リングの内側にバリが無いこと。

 

デザイン上、鋭く尖っていないこと。

 

  

買わないための言い訳かも

手が汚いからできないというのではなく、汚い手だからリングをするという逆転の考え方が良いかと思います。

付けなければそのままでしかないですが、付けたほうが形やイメージ、雰囲気が演出出来ます。

 

ジュエリーはご自分をグレードアップさせるための、演出する小道具です。

 

まとめ

・手がきれいに見えるのはデザイン次第

・やり心地が使いやすさ。

・服飾雑貨は、ご自身をグレードアップさせる小道具です。